荷主DICは1日、半導体実装や先端電子部品分野への対応を強化するため、千葉工場(千葉県市原市)にエポキシ樹脂の新設プラントを建設すると発表した。既存プラントに隣接する敷地に建設し、2029年7月の稼働開始を予定している。これにより、半導体用エポキシ樹脂の生産能力は59%増強される見込み。
同社は1968年からエポキシ樹脂を手がけており、原料から分子設計までを一貫して行う開発体制と、長年にわたる量産ノウハウを有する。高耐熱性、寸法安定性、伝送損失の低減といった性能が求められる半導体用途で、エポキシ樹脂は不可欠な素材となっており、需要拡大に伴う安定供給の確保が課題となっていた。新プラントでは、次世代生産プロセスの導入により、品質と生産性の向上も図る。
今回の投資計画は、経済安全保障推進法に基づく「供給確保計画」として経済産業省の認定を受けており、最大30億円の助成を受ける予定。
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