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外販比率60%を計画、海運事業強化

韓国・現代グロービス、平沢・唐津港に自動車専用ふ頭開発

2015年1月29日 (木)

国際韓国・現代グループの物流を担う現代グロービスは28日、平沢・唐津港で自動車専用ふ頭を開発、積極的な海運事業の強化に乗り出すと発表した。2017年下半期の竣工を目標に本格的な工事に入る。工事費を含めた総投資額は720億ウォン(77億8286万円)。

完成後は既存の国内外の陸上、海上運送事業に港湾ターミナル事業を加え、包括的な物流サービス体系が整う。

同社が開発する専用ふ頭は、平沢・唐津港を拠点に最大8000台積み(5万トン級)の自動車運搬船が接岸できるものとし、ふ頭の岸壁は315メートルで韓国の自動車船向けドックとしては最長となる。総敷地面積は15万3000平方メートル(サッカー場22個分)。

用船を含め、昨年末時点で自動車運搬船とバルク船など合わせて90余隻の船隊を運用しており、新設ふ頭では国内生産した自動車のほかに、海外自動車ブランドの輸出入で年間40万台を処理。新設ふ頭だけで年210億ウォンの収入を見込み、このうち現代グループ以外からの売上割合を60%確保する計画。自動車以外にも掘削機、フォークリフトなどの重機の輸出入にも対応し、国内外の大型荷主に営業をかける。
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