財務・人事宇徳が30日に発表した2014年4月から12月まで9か月間の決算は、プラント・物流事業の利益が4.8倍に拡大するなど、京浜港の貿易額が増加傾向となったことを背景に収益が改善、全体の営業利益が9割増の38億6000万円となった。
港湾事業は東京港で11月頃から北米西岸の混雑による影響が現れ、本船のスケジュールが遅延して取り扱い量が減少。車両・建機関連でも取扱量の回復の遅れが改善せず、減収減益となった。
通期はプラント・物流事業で橋梁工事の新規受注、重量物輸送分野の新規輸送工事の受注件数が想定を上回る見込みとなったことから、売上高が25億円増の525億円、営業利益が5億5000万円増の48億円、最終利益が3億5000万円増の31億円へとそれぞれ上方修正した。
[宇徳]2015年3月期第3四半期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期第3四半期 | 2014年3月期第3四半期 | 増減 | |
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売上高 | 39,109 | 32,223 | 21.4% |
営業利益 | 3,860 | 2,041 | 89.2% |
経常利益 | 4,035 | 2,174 | 85.6% |
当期純利益 | 2,591 | 1,796 | 44.3% |