財務・人事日立物流が30日に発表した2014年4月から12月まで9か月間の決算は、国内で建設機械・小売・高機能材分野などの大型新規案件を稼働させたことで、全体の売上高が9.5%の増収となった。利益面では、国内で10%の減益となったが、国際物流が2.4倍増と大幅に伸び、全体では1.5%の増益を確保した。
国内物流は用車費用・作業費の上昇による影響が改善傾向にあるものの、営業利益は前年同期を下振れて推移。
国際物流は小売・家電・自動車関連分野などの新規案件を稼働させたほか、前期中に立上げた案件の本格稼働、一昨年5、7、10月にそれぞれ連結化した米国のJJB社、香港のCDS社、トルコのMAS社の効果、アジア・中国での3PL案件の収益性向上などで事業規模とともに収益面も大幅に拡大した。
[日立物流]2015年3月期第3四半期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期第3四半期 | 2014年3月期第3四半期 | 増減 | |
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売上高 | 504,596 | 460,702 | 9.5% |
営業利益 | 14,227 | 14,013 | 1.5% |
経常利益 | 14,808 | 13,322 | 11.2% |
当期純利益 | 6,678 | 6,178 | 8.1% |