ロジスティクス日立物流が1月31日に発表した2017年3月期第3四半期決算(IFRS)によると、売上高は国際物流部門の減収が響き3.5%の減収、営業利益は国内物流の生産性の向上・増収効果から12.5%の増益となった。
国内物流は一部の荷主向け事業で取り扱い物量が減少したものの、流通小売、飲食関連分野の新規案件の稼働、前年度に立ち上げた案件の本格稼働で2%の増収、作業生産性の向上が加わり、部門利益が17%増加した。
国際物流は海外で日用品、自動車関連などの新規大型案件が稼働したものの、円高の進行による為替の影響が大きく12%の減収に。ただ部門利益は欧州でインターモーダル事業が堅調に推移したほか、「事業全般の構造改革効果」で6%増の44億8500万円を確保した。
■第3四半期(2017年3月期)
期初からの累計実績(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 | 直近3か月(百万円) | 前年同期比 |
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売上高 | 495,547 | -3.5% | 164,150 | -3.9% | |
営業利益 | 22,739 | 12.5% | 4.6% | 7,780 | 13.5% |
経常利益 | 26,187 | 32.3% | 5.3% | -- | -- |
最終利益 | 16,786 | 46.6% | 3.4% | -- | -- |