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海技研、LNG船の球形タンク強制動揺実験を公開

2015年2月12日 (木)

荷主海技研、LNG船の球形タンク強制動揺実験を公開独立行政法人海上技術安全研究所(海技研)は3月2日、LNG船の球形タンク内の流体力を計測する強制動揺実験を公開する。

当日は、規則動揺でのスワリング・スロッシング現象、LNG船のタンク流体の実挙動を再現した不規則動揺実験に加えて、数値解析によるシミュレーション結果を紹介する。

LNGの効率的輸送に向けたLNGタンクの大型化や最適設計を図るためには、タンク内の液体が生じる流体力を把握する必要があり、研究ではLNG船のタンク内でおこるスワリングやスロッシングの複雑現象を直径1.2メートルの球形アクリル製タンク模型で可視化。1.5トン型の大型分力計、50点の圧力センサーで流体力を詳細に計測することで、スロッシングやスワリングの発生条件を明らかにし、これらの複雑な現象下でタンク内水圧の時間空間特性をつかむことに成功した。

解析では、これまで困難だった3次元スワリング現象を数値計算で再現した。