佐川急便、特定信書航空便を開始

メディカル佐川急便は19日、「飛脚特定信書便」の全国翌日配達を実現するため、総務省から国内航空（信書便）輸送追加の認可を取得し、21日から新サービス「飛脚特定信書航空便」の提供を本格的に開始すると発表した。

これまでは、特定信書便事業で定められた信書便法により、航空輸送事業者を使用することが再委託にあたるため取り扱うことができなかったが、2010年3月に国内航空貨物運送事業を佐川グローバルロジスティクスから佐川急便が譲り受けたことに伴い、「飛脚特定信書航空便」の提供が可能となった。

佐川急便では2009年3月の特定信書便事業参入以降、これまで取り扱うことができなかった医療関係機関からのレセプト（診療報酬明細書）配送を受託している。さらに今回全国翌日配送サービスを確立したことで、全国に支店を持つ大手損保会社から保険申込書の配送業務を新たに受託するなど、「特定信書便のニーズは今後も高まる」としている。

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