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車両・輸送分野などで用途開拓

積水化学、軽量性と高剛性両立したシートを開発

2015年2月26日 (木)

サービス・商品積水化学工業は25日、高機能プラスチックスカンパニーがグラフェンライクカーボンを配合した強化樹脂シートとポリオレフィンフォームからなる積層シート「高剛性軽量樹脂シート」を開発した、と発表した。

金属で到達できない軽量性と高剛性を両立したのが特徴を生かし、今後は住インフラ材や車両・輸送分野など幅広い用途の開拓を進める。

高剛性軽量樹脂シートは、グラフェンライクカーボンを配合した強化樹脂シートを外層とし、ポリオレフィンフォームを中間層とする3層積層シートで、鋼板の3分の1の重量で、同じ剛性を実現。炭素繊維強化樹脂やガラス繊維強化樹脂と異なり、通常のプラスチックスと同様にプレス成形などの熱成形が容易で、意匠性にも優れる。

今後は、建築・土木資材などの住インフラ材や船舶、航空機、鉄道などの車両・輸送などの分野で幅広く事業パートナーを募って連携を進め、事業化に取り組む。夏頃をメドに開発品のサンプル供給を計画している。