行政・団体国土交通省によると、国際海事機関(IMO)は8-12日に開催された第11回貨物運送小委員会(CCC11)で、水素を燃料とする船舶の安全基準案に合意した。液体水素や水素ガスを用いる多様な船舶を想定したガイドラインを最終化したもので、2026年5月に予定されるIMO海上安全委員会(MSC111)で承認される見通しだ。
国際海運分野では温室効果ガス削減に向けたゼロエミッション船の開発が進み、日本は水素燃焼エンジンの技術を背景にルール策定を主導してきた。今回の基準は、水素燃料船の国際航路投入に向けた制度的な基盤整備となる。
また、会合では貨物アンモニアを燃料とする船舶の安全基準も合意された。従来は禁止されていたが、26年7月施行予定の国際ガスキャリアコード(IGCコード)改正により使用が可能となるため、詳細要件を定めたガイドラインが策定された。こちらもMSC111での承認を経て運用が始まる見通しだ。
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