矢崎エナジーシステム、ドラレコ機能搭載のデジタコ発売

サービス・商品矢崎総業傘下の矢崎エナジーシステム（東京都港区）は、デジタルタコグラフ技術とドライブレコーダー技術をハイブリッド化させた新型デジタルタコグラフ「DTG7」を5月21日から全国で一斉に発売する。

同社が「究極の予防安全システム」と説明する新製品は、本体価格がGPSアンテナを含めて17万円、車載カメラが2万6000円で、本体にはカメラを最大6台まで接続できる。初年度は1万台を販売する計画。

同社のデジタコはこれまでに35万台、ドラレコも15万台を販売している。DTG7はデジタコとしての基本性能を発展させながら、車載カメラを追加することでドラレコ機能も同時に持たせることができる。

デジタコの運行管理機能とドラレコの映像情報を組み合わせて活用することで、業務用車両の安全と省エネシステムを低価格で両立させることができるため、同社は「ドライバーには省エネで安全な運転意識が芽生え、結果的に事業者の利益確保につながる」と説明している。

解析方法は希望の多い従来のカード型の解析方法に加え、LTE通信ユニットを追加する広域無線方式と無線LANボックスを追加する狭域無線方式も段階的に販売、方式が混在した運用も可能にする。