新川、本社の生産機能を子会社へ移管

荷主半導体製造装置メーカーの新川は16日、本社の生産機能を子会社の新川テクノロジーズ（東京都武蔵野市）へ移管すると発表した。

同社は昨年から資産売却や希望退職の実施など再建に向けた取り組みを続ける一方、タイ工場のワイヤボンダ生産能力を強化するとともに、一部製品の製造を外部委託するなど生産コストの低減を進めている。

これらの取り組みの一環として、生産効率の向上を目的に本社の生産機能を新川テクノロジーズへ移管するもので、7月をメドに生産機能と国内市場向けの保守サービス機能を移管する。同時に本社にはグローバル生産統括部を新設し、タイ工場、新川テクノロジーズ、外部委託先の生産を統括、コスト低減、効率化を進める。