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日本郵船、ハイブリッド過給機搭載ばら積み船竣工

2011年5月31日 (火)

ロジスティクス日本郵船は31日、建造を進めていた18万重量トン型ばら積み船「新鋼鵬」をユニバーサル造船津事業所(三重県津市)で竣工した。

 

同社、MTI、ユニバーサル造船、三菱重工業の4社が共同開発した世界初のハイブリッド過給機を搭載した第1号船となる。今後主に豪州などからの鉄鉱石輸送に従事する。

 

過給機は、本来廃棄される燃焼排気ガスのエネルギーを利用してタービンを高速回転させ、その回転力で圧縮機を駆動して燃焼用の空気をエンジン内に送り込む装置で、廃棄エネルギーを回収しつつエンジン本来の排気量を超える空気を吸入・燃焼させ、出力を向上させる。

 

今回のハイブリッド過給機は、この基本機能に加え、タービンで発生した余剰な回転力を発電に利用する装置で、通常の航海時にはディーゼル発電機の代わりにハイブリッド過給機で船内電力を全て賄うことができる。

 

このハイブリッド過給機は排気ガスの余剰エネルギーを効率的に利用する排熱回収システムの一つで、ディーゼル発電機の使用を減らすことで、さらなる二酸化炭素(CO2)排出削減に貢献するもの。ハイブリッド過給機の開発は、国土交通省から「船舶からのCO2削減技術開発支援事業」の補助対象事業として選定を受け、日本海事協会の「共同研究事業」による支援を受けている。

 

■本船の概要
全長:292.00メートル
全幅:45.00メートル
計画満載喫水:18.15メートル
総トン数:9万3031トン
載貨重量トン数:18万トン
造船所:ユニバーサル造船津事業所