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野村不動産MF、大阪・枚方の物流施設に間接出資

2015年3月25日 (水)

拠点・施設野村不動産MF、大阪・枚方の物流施設に間接出資野村不動産マスターファンド投資法人と資産運用会社の野村不動産投資顧問は24日、枚方ロジスティクスセンター(大阪府枚方市)の信託受益権を取得する合同会社の一部に間接的に出資することを発表した。

同施設の信託受益権を今月31日付で取得する合同会社「大阪枚方プロジェクト」を構成する匿名組合出資総額(9億4500万円)のうち、10.6%にあたる1億円の出資持分を30日に取得するもの。信託受益権総額は36億9200万円で、野村不動産グループが建物管理を受け持つ。

施設は敷地面積1万4315平方メートル、延床面積1万9628平方メートル、鉄骨造・アルミニウム板葺3階建てで現在、伊藤忠ロジスティクスが全棟を利用している。

周辺は古くから工場、物流倉庫などの工業系施設が集積していることから、騒音・振動問題などの懸念が少なく、24時間運営が可能。域外には住宅街が広がり、十分な雇用の確保も見込める物流施設の運営に適したロケーションだとして出資を決めた。敷地内駐車場や事務所スペース、食堂、更衣室などが確保されており、雇用者の就労環境に配慮した仕様も評価した。

梁下有効高7-7.5メートル、床荷重1平方メートルあたり1.5トン、高床式1メートルといった高機能型物流倉庫の施設仕様に加え、倉庫床が2層構造、事務所などを含めると3階建てで、2基の昇降機と3基の垂直搬送機により、貨物の効率的な出入庫や庫内移動、保管が可能な高スペック物件となっている。