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阪急阪神エクス、14年度の航空貨物取扱量11%増

2015年4月3日 (金)

調査・データ阪急阪神エクスプレスが3日発表した3月の航空輸出入取扱実績によると、輸出取扱件数は前年同月実績を3.3%下回る1万7826件となった一方、重量ベースでは14.8%増加して5656トンと18か月連続で伸び、3年9か月ぶりに5500トンを上回った。

3月を含めた2014年度の取扱重量は、前年から11%増の6万1093トンだった。

TC-1向けは米国中西部向の自動車関連が一部海上からのシフトを含め好調に推移し、東部向けの化学品の荷動きが活発だったことで、全体では重量ベースで38.2%増となり、21か月連続で前年実績を上回った。

TC-2向けはドイツ向けの電気機器が好調で、前月に続き英国向けにスポット出荷もあり、全体では重量ベースでは38.6%増。

TC-3向けは半導体が好調だった台湾向けが重量ベースで今年度最高実績を記録し、中国向けが旧正月明けの回復傾向を示したことで、全体では重量ベースで1.9%増となった。

輸入取扱件数は13.2%減の1万6731件で、9か月連続で前年同月を下回った。昨年の増税前の駆け込み需要の反動減などが要因。

品目別では主力の自動車関連部品が上回ったものの、アパレル関連や機械部品関連は落ち込んだ。3月を含めた2014年度の取扱件数は前年から8.3%減の18万7073件だった。