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クラレ、豪州のバイオマス由来包装材企業を買収

2015年4月9日 (木)

サービス・商品クラレは8日、バイオマス由来のバリアフィルム事業を展開するオーストラリアのプランティックテクノロジーズ社の全株式を取得したと発表した。

買収により、クラレは世界的に顕在化している食品包装材料のバイオマス化ニーズに合うバリア材を提供できるようになった。

プランティック社のバイオマス由来のバリアフィルムは、バリアパッケージ分野で幅広く使用されており、豪州、北米、欧州の大手スーパーなどで生肉、加工畜肉、鮮魚や生パスタなどの包装に採用されはじめている。

今後はクラレのグローバルネットワークを活用し、バイオマス由来のバリア材事業を拡大、世界的な食品の消費期限延長やロス低減に対する要求の高まりに対応するとしている。

生鮮食品の消費期限延長が期待されている日本市場では、プランティック社のフィルムによる食品包材のバリア化を進め、食品ロスの低減につなげる。3年後にグローバルで売上高100億円を目指す。