ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

村田機械、EDIに適したネットワーク接続サービスを開発

2010年7月7日 (水)

サービス・商品グリッドライブサービスの接続イメージ村田機械は7日、オフィスのネットワーク環境に設置したり、モバイルPCに装着するだけで、異なる企業間でも既存のネットワーク環境を変えずにインターネットを経由して、接続やデータ共有が可能となる「GriDRIVE(グリッドライブ)」を開発し、8月から発売すると発表した。販売、サポートはムラテック販売が行う。

 

製造業や流通業などでは、材料や部品の調達から製造、流通、販売という商品供給の流れの中で、関連する部門・企業の間で情報を共有・管理して最適化を図るSCMが推進されているが、異なる部門や企業間の協業では柔軟で安全な連携システムと接続環境が必要となる。グリッドライブサービスは、NTTコミュニケーションズの提供するm2m-xを利用し、本体を経由したセキュアな経路によって、異なる企業間のネットワーク環境下でも既存のネットワーク環境を変更せず、指定したネットワークリソースだけをオンデマンドで接続できる。

 

これまで接続できなかった社外にあるサーバーやネットワーク機器などを選択してつなぐことで、企業のネットワークリソースを連携可能にし、業務効率の改善につなげことが可能なサービス。

 

P2P型のデータ共有なども実現でき、協業プロジェクトなどスピーディーな情報共有が必要とされる場面で、従来のネットワークと共存しながら、柔軟で安全な情報共有も可能。

 

SSL-VPNやIPsec-VPNなど、既存のしくみを導入してもグリッドライブに近い状態を作り出すことは可能だが、この場合IDやパスワードで認証されるため、常時VPNポートを開放している必要がある。これに対し、新サービスではm2m-xサービスを利用することで、認証したものに対してのみVPNポートを開放するため、より安全性が確保される。

 

また、導入費用はSSL-VPNやIPsec-VPNが設計や打合せを含む設定・セットアップに時間と費用がかかるが、グリッドライブでは設置してすぐに運用が開始できるため、イニシャルコストの抑制にもつながる、としている。

 

■詳細は下記URLを参照。

http://www.muratec.jp/ce/products/gridrive/index.html