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信越化学、米国に塩ビ工場を建設

2015年4月27日 (月)

荷主信越化学工業の米国子会社・シンテック社は、米国で塩化ビニル樹脂(塩ビ)主原料のエチレン生産工場を建設する2018年前半の完成を目指す。日本の化学メーカーが米国でエチレン工場を建設するのは初めて。

新工場のエチレンの生産能力は年産50万トンで、シンテック社が既に所有しているルイジアナ州の工業用地に建設する。投資額は14億ドルを見込み、シンテック社の自己資金で賄う。建設工事は主に東洋エンジニアリングが請負い、米国ルーマス社の技術を用いる。

今回の工場建設は、エチレンの調達政策の一環として実施するもので、塩ビの原料からの一貫生産体制を固めることで、米国の有利な原料事情を活かす。