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車載電池のアルミ端材、4社で水平リサイクル

2026年8月7日 (金)

荷主プライムプラネットエナジー&ソリューションズ(PPES、東京都中央区)、日本軽金属(東京都港区)、冨士発條(兵庫県朝来市)、パナソニックオペレーショナルエクセレンス(大阪府門真市)の4社は5日、車載用電池セルの封口板製造工程で発生するアルミスクラップを、再び同じ部品の材料として利用する水平リサイクルの仕組みを構築し、実装したと発表した。年間200トンのアルミ新地金の使用削減を見込む。

アルミニウムは異物や異なる材質が混入すると品質維持が難しく、品質要求の高い電池用途への再利用には、スクラップの発生から回収、運搬、再資源化まで一貫した品質管理が必要となる。対象のアルミスクラップは従来、一般スクラップとして主に別用途へ再資源化されていた。

(クリックで拡大、出所:パナソニックオペレーショナルエクセレンス)

今回、材料供給、材料製造、部品製造、電池製造に携わる4社が連携し、スクラップを同じ電池部品へ戻す「クローズドループ型資源循環」のスキームを構築した。冨士発條が製造工程で発生するスクラップを分別・管理して安定供給し、日本軽金属が回収したスクラップを再溶解、成分調整して電池用途に求められる品質を確保したアルミ材へ再資源化する。

パナソニックオペレーショナルエクセレンスはスクラップの回収・流通管理と数量管理を担うほか、支給単価方式による価格安定化を図り、各社をつなぐ役割を担う。PPESは水平リサイクルを構想し、関係各社の参画を促すとともに、全体スキームを設計した。

4社は、新規資源の採掘やアルミ精錬工程に伴う環境負荷の低減、新地金の購入量抑制による原材料コストの低減、国内での資源循環による資源調達リスクの緩和を見込む。今後は水平リサイクルの対象材料や適用範囲の拡大を検討し、サプライチェーン全体の連携を通じて資源循環を進める。

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