ロジスティクス三菱倉庫が4月30日に発表した前3月期決算は、売上高が2000億円の大台を超え、2043億6200万円(前期比3.1%増)となった。
倉庫、陸上運送、港湾運送、国際運送取扱事業で貨物取扱量が増え、不動産事業の減収をカバーした。
貨物取扱量の増加に伴い、作業運送委託費が増加したほか、不動産事業で新規稼働に伴う減価償却費の増加や不動産取得税などの一時費用の計上などがあったため、営業利益は6億9900万円(5.8%)減の114億4900万円にとどまった。
倉庫・陸上運送事業は、医薬品、家電製品などの取り扱いが堅調に推移し、倉庫事業で3.8%の増収、陸上運送事業も3.4%の増収となった。港湾運送事業はコンテナ貨物の取扱量が増加したため、5%の増収。国際運送取扱事業は輸出入貨物の取扱増加と為替差益の影響で7.6%の増収を確保した。
今期は物流事業で配送センター業務の拡大、港湾運送事業でコンテナ貨物の取扱増加、国際運送取扱事業で海上貨物や航空貨物の取扱増加を見込み、不動産事業もマンション販売物件の増加で増収を予想。
全体の売上高は前期から136億円多い2180億円、営業利益は前期を10億円上回る91億円、最終利益は78億円を見込む。
[三菱倉庫]2015年3月期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期 | 2014年3月期 | 増減 | ||
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売上高 | 204,362 | 198,161 | 3.1% | |
営業利益 | 11,449 | 12,148 | -5.8% | |
経常利益 | 14,456 | 14,113 | 2.4% | |
当期純利益 | 9,133 | 8,520 | 7.2% |