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フーズレック、食品物流情報の開示サービス本格化

2011年6月15日 (水)

ロジスティクス出荷情報のメニュー画面SBSグループで食品物流を手掛けるフーズレック(東京都墨田区)は15日、食品メーカー向けに「工場から納品先に届くまでの商品の所在を追跡するトレーサビリティから賞味期限などの鮮度管理まで」の豊富な機能を持つ食品物流情報開示サービスを本格的に開始したと発表した。

 

新たに運用を開始した食品物流情報開示サービスは、専用ウェブサイトに表示されるボタンを操作することで商品の入出荷情報から在庫情報まで簡単に把握でき、各物流センターの稼働把握、商品の賞味期限切れや納品許容切れをアラームで知らせ、誤出荷を防ぐといった機能も備えている。

 

「食の安全・安心」に関する問題が発生した場合、食品メーカーは直ちに製造や流通の記録を調査し、速やかに出荷停止や回収措置をとるなどの対策が不可欠だが、そのためには「どのロットの商品がいつ、いくつ出荷され、どのような場所にあるのか、その賞味期限はいつなのか」など、多くの情報を把握しなければならず、実現にはコスト負担や他企業との情報共有・連動など多くの壁がある。

 

顧客である食品メーカーなどのこうしたニーズに対応するため、多様な物流ルートを経由する商品の所在、数量、ロット番号、荷姿、賞味期限などの情報を収集・管理し、提供する食品物流情報開示サービスを開発、全機能が完成したことで本格的な運用を開始したもの。

 

これにより、顧客は同社のウェブサイトから専用システムにアクセスすることで、「商品がどの物流過程にあるか」をトレース(追跡)できるほか、「どこにどのロットの商品がどれくらいあるのか」をワンストップで把握できる。さらに、賞味期限切れなどの警告機能や物流センターの稼働状況把握機能も装備した。

 

開発は、独自BIツール「データ・ネイチャー」を持つソフトウェア会社、エヌジェーケーと連携。物流過程のデータから見たい情報を同社特許のボタンインターフェイス技術で簡単に取り出すことができる。必要な機能をインターネット経由で利用するSaaS形式を採用しているため、顧客は短期・低コストで導入できるメリットもある。

 

■食品物流情報開示サービスの詳細、質問・問い合わせ先
フーズレック東京本部
TEL:03-3829-2058
e-mail:jigyohonbu@foodslec.co.jp