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15年3月期決算

ヤマトHD、宅急便数量減も単価上昇で増収増益

2015年4月30日 (木)

ロジスティクスヤマトホールディングスが4月30日に発表した前3月期決算は、営業利益が9.3%増の689億4700万円となった。

主力のデリバリー事業で取扱数量が伸び悩んだものの、適正料金収受施策を進めた結果、宅急便の単価が上昇して増収を確保した。宅急便が16億2200万個(2.6%減)、クロネコメール便は19億100万冊(8.8%減)となった。

メール便については、「信書の定義が曖昧なために荷物を出荷した顧客が罰せられるリスクを防ぐ」として3月末で廃止。4月1日から代替サービスとして「クロネコDM便」を発売、併せて成長する通販市場のニーズに対応し、小さな荷物を手軽に送ることができる「宅急便コンパクト」と「ネコポス」の2サービスの取り扱いも開始している。

今期は売上高1兆4300億円(2.4%増)、営業利益720億円(4.4%増)、経常利益730億円(3%増)、最終利益430億円(14.6%増)を見込む。

[ヤマトホールディングス]2015年3月期連結決算(単位:百万円)

 2015年3月期2014年3月期増減 
売上高
1,396,7081,374,6101.6%
営業利益
68,94763,0969.3%
経常利益
70,88964,6649.6%
当期純利益
37,53334,7767.9%