ロジスティクスマルハニチロが7日発表した前3月期決算のうち、物流事業は在庫の積み上げや輸配送事業の伸長によって利益が33.6%(前期比)増加した。
顧客企業の物流コスト削減志向を背景に在庫圧縮傾向が続くなか、水産物、畜産品、冷凍食品の集荷営業活動に注力。
川崎市東扇島に新設した冷蔵倉庫の稼働などに伴う償却費の増加、電力料金の値上げに伴う動力費の増加などの影響があったものの、入庫数量が出庫数量を上回り在庫を積み上げたほか、畜産品の搬入増加、輸配送事業が伸長。
これらにより、物流事業の売上高は151億6900万円(3.5%増)、部門利益は11億7000万円(33.6%増)となった。
[マルハニチロの物流事業]2015年3月期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期 | 2014年3月期 | 増減 | ||
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売上高 | 15,169 | 14,663 | 3.5% | |
営業利益 | 1,170 | 876 | 33.6% |