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米LB、LA港でコンテナ船の混雑解消、LB港湾局調べ

2015年5月8日 (金)

国際米国ロングビーチ港湾局のまとめによると、ロングビーチ港とロサンゼルス港で沖待ちしているコンテナ船が4日時点で両港ともに解消したことがわかった。

▲ロングビーチ・ロサンゼルス港のコンテナ船沖待ち隻数の推移(出所:ロングビーチ港湾局)

▲ロングビーチ・ロサンゼルス港のコンテナ船沖待ち隻数の推移(出所:ロングビーチ港湾局)

4月30日以降の5日間の沖待ち数はゼロ、2、1、1、ゼロで推移しており、労使交渉の長期化による混雑の影響がほぼ完全に沈静化したものといえる。

米国西海岸の港湾では、使用者団体のPMA(太平洋海事協会)と北米西岸港湾労働者団体のILWU間で労働協約更改交渉が膠着状態に陥り、混雑が深刻化。特に日本への影響は大きく、外食産業などで財務状況の悪化要因となっていた。

2月20日になって経営側と組合側が9か月以上にわたった労使交渉でようやく妥結したものの、同月中旬から3月下旬にかけてはLB港とLA港でコンテナ船の沖待ち数が毎日20隻を超える混雑が続いていた。

妥結後の混雑は3月半ばの28隻をピークに改善へ向かい、4月に入って10隻を下回ると同月下旬には5隻以下へと急ピッチで改善、月末には沖待ち数がゼロとなった。