ロジスティクス東部ネットワークが8日発表した前3月期決算は、主力の運送事業部門で36.4%の増益となり、利益が減少した他部門の落ち込みをカバー、全体の営業利益は3.3%の増益を確保した。
主力荷主の清涼飲料で輸送量が増加し、同社の新輸送システムでビールメーカーの輸送を新たに取り込んだものの、石油販売の減少や大口転貸物件の解約が発生し、厳しい状況が続いた。
今期は、カンダホールディングス、高末、ヒガシトゥエンティワンと同社の東京・名古屋・大阪に強い営業基盤を持つ4社の業務提携を生かし、増収につなげる。売上高121億1000万円(1.4%増)、営業利益8億9800万円(2.4%増)、最終利益6億6900万円(1.6%増)を見込む。
[東部ネットワーク]2015年3月期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期 | 2014年3月期 | 増減 | ||
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売上高 | 11,940 | 12,318 | -3.1% | |
営業利益 | 877 | 848 | 3.3% | |
経常利益 | 924 | 891 | 3.8% | |
当期純利益 | 658 | 567 | 15.9% |