ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

連帯保証債務移転などで流動性資金確保

第一中央汽船、商船三井に一部事業を譲渡

2015年5月13日 (水)

ロジスティクス第一中央汽船は13日、東京電力向け石炭専用船輸送事業とパナマ法人「TDCシッピング」の全株式を商船三井に譲渡する。

TDCシッピングへの貸付金の弁済を受けることができるほか、連帯保証債務が免除されることとなるため、同社は「流動性資金を確保でき、資本政策として有効」だと判断し、譲渡を決めた。

譲渡額は東京電力向け石炭専用船輸送事業が2億3000万円、TDC社の株式譲渡が300万円だが、TDCの専用船3隻の建造資金として、第一中央汽船が貸し付けている32億3700万円と金融機関からの借入金97億4800万円の連帯保証債務を商船三井が引き受けることとなる。