東洋埠頭、子会社の採算悪化で最終損失拡大

ロジスティクス東洋埠頭が14日に発表した前3月期決算は、1億7200万円の最終損失となり、前の期から赤字幅が2200万円拡大した。

東京都立川市の拠点で雪害による災害損失引当金3億円を追加計上したほか、大阪地区の青果物取扱子会社の採算が悪化。固定資産の減損損失を6億6300万円計上し、損益が悪化した。

今期は、業務効率の向上に向けた情報システムの再構築作業に取り組み、BCP（事業継続計画）で必要な設備投資を行うほか、川崎支店でバイオマス発電用燃料の搬送施設を7月に稼働させる。

また、国内で木材、ばら積み貨物、コンテナ、国際物流で建設機械部品、特殊タイヤなどの取扱い増加を見込み、売上高340億円（5.3％増）、営業利益18億円（49％増）、最終利益9億円を予想している。

［東洋埠頭］2015年3月期連結決算（単位：百万円）