ロジスティクスSBSグループで食品物流を展開するフーズレックは24日、エコドライブの定着を図るため地域で開催する研修を企画し、そのモデルケースとして15-17日に子会社「北海道レック」の札幌営業所でエコドライブ研修会を開催したと発表した。
フーズレックでは、輸送の安全確保、燃料費削減、環境保全に有効なエコドライブを輸送品質の重要な要素のひとつとしてその定着に取り組んでおり、2009年からはSBSグループ主催のエコ安全ドライブ研修にも積極的に参加してきた。
しかし、SBSグループ主催の研修は首都圏開催が多いことから、地域会社のドライバーは時間や費用面から参加が困難で、これまでの受講人数もドライバー440人のうち22人にとどまっていた。そこで、地元で開催する独自のエコドライブ研修を企画し、モデルケースとしてUDトラックス北海道の協力を得て北海道レック札幌営業所で開催したもの。
研修は3日間で3回行い16人が受講。エコドライブ知識だけでなく、環境負荷とその対策から日常点検、ヒヤリハット映像による危険予知まで幅広く学ぶ座学パートと、業務車両を使用し、一般道を約4キロメートル走行するコースを設定する実習パートで構成する研修を行った。参加者の燃費改善率が平均25.7%と好成績だったこともあり、フーズレックでは「全国へ順次展開していく」方針だ。