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GLP、米国・インカム・パートナーズIに3機関が参加

2015年5月29日 (金)

拠点・施設グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は29日、シンガポール政府投資公社(GIC)との合弁事業「GLP米国・インカム・パートナーズI」に3機関の資本パートナーが参加したと発表した。

3機関のグローバル機関投資家のうち2機関はアジア系、1機関は北米系で、アジア系の1機関はGLPのファンド・マネジメント・プラットフォームへ初めて参画した。これにより、GLPは合弁事業の持ち分を55%から10%に引き下げるが、アセット・マネジャー業務は継続する。また、GICの持分は45%を維持する。

GLPは2014年12月に米国最大級の物流施設ポートフォリオを80億米ドル(9812億8000万円)で取得し、ファンド・マネジメント・プラットフォームに組み込んだ。ファンド・シンジケーションは、手続きを経て9月までに完了する見込み。

GLP米国・インカム・パートナーズIのポートフォリオは、総延床面積1100万平方メートルの物流施設で構成され、参入が困難とされる人口100万人以上の主要なマーケットに立地が集中。ことし3月末時点の稼働率は92%で、同社は今後1年で94%まで引き上げられるとみている。

過去4年間の年平均成長率は97%となり、総運用資産額は200億米ドルまで拡大した。