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拠点・施設グローバル・ロジスティック・プロパティーズ（GLP）は29日、インダストリアル・インカム・トラスト（IIT）の物流施設ポートフォリオを45億5000万米ドル（5558億2800万円）で取得する契約を締結したと発表した。
同社はIITのポートフォリオを自社のファンド・マネジメント・プラットフォームに組み込む方針で、11月16日の契約締結時点でポートフォリオの持ち分100％を保有し、2016年4月までに持ち分を10％にまで引き下げる。
同社は機関投資家による同社の米国物流不動産への共同投資需要が旺盛だと強調し、すでに複数の新規、既存の資本パートナーと交渉に入っていることを明かした。
GLPの当初のエクイティ持ち分（当初は100％）の19億米ドル（2321億400万円）を現金と既存の信用供与で調達する。同社はバランスシートに23億米ドル（2809億6800万円）の現金を保有しているため、追加株式を発行する必要がなく、この取引のために29億米ドル（3542億6400万円）の長期融資の確約も得ているという。
この取引でGLPの米国での物流施設ポートフォリオの総延床面積は1610万平方メートル（1億7300万平方フィート）に拡大し、米国2位の規模の物流施設所有・運営者となる。
