荷主三井造船は27日、千葉事業所で建造していたシートレードホールディング社向け6万重量トン型ばら積み貨物運搬船「エスティーエイチアセンズ」が完成し、引き渡したと発表した。
エスティーエイチアセンズは、同社の環境対応・低燃費船ラインナップ「neoシリーズ」で、6万重量トン型バルクキャリアー「neo60BC」の4番船。
4基のクレーンを装備した5ホールド(貨物艙)の汎用バルクキャリアーで、従来のパナマックス幅で載貨重量6万トン以上を確保し、同社の56バルクキャリアーから大型化しつつ港湾や航路の汎用性を維持。
石炭、鉄鉱石、小麦、大麦、大豆など多様なバラ積み貨物に対応するほか、長尺物やホットコイルなどの半製品の輸送も可能とした。
船首、船尾には新開発の省エネ船型を採用し、平水中の抵抗推進特性だけでなく、波浪中の耐航性や操縦性にも配慮している。
■船舶の概要
船種: | 6万重量トン型ばら積み貨物運搬船 |
船名: | エスティーエイチアセンズ |
全長: | 199.99m |
幅(型): | 32.25m |
深さ(型): | 18.5m |
総トン数: | 3万4551 |
主機関: | 三井-MAN B&W ディーゼル機関6S50ME-B9.3:1基 |
航海速力: | 14.5ノット |
定員: | 24人 |
船級: | NK |
船籍: | マーシャル諸島 |