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三井造船、6万トン型ばら積み貨物船が完成・引渡し

2015年8月27日 (木)

荷主20150827_ph01三井造船は27日、千葉事業所で建造していたシートレードホールディング社向け6万重量トン型ばら積み貨物運搬船「エスティーエイチアセンズ」が完成し、引き渡したと発表した。

エスティーエイチアセンズは、同社の環境対応・低燃費船ラインナップ「neoシリーズ」で、6万重量トン型バルクキャリアー「neo60BC」の4番船。

4基のクレーンを装備した5ホールド(貨物艙)の汎用バルクキャリアーで、従来のパナマックス幅で載貨重量6万トン以上を確保し、同社の56バルクキャリアーから大型化しつつ港湾や航路の汎用性を維持。

石炭、鉄鉱石、小麦、大麦、大豆など多様なバラ積み貨物に対応するほか、長尺物やホットコイルなどの半製品の輸送も可能とした。

船首、船尾には新開発の省エネ船型を採用し、平水中の抵抗推進特性だけでなく、波浪中の耐航性や操縦性にも配慮している。

■船舶の概要

船種:6万重量トン型ばら積み貨物運搬船
船名:エスティーエイチアセンズ
全長:199.99m
幅(型):32.25m
深さ(型):18.5m
総トン数:3万4551
主機関:三井-MAN B&W ディーゼル機関6S50ME-B9.3:1基
航海速力:14.5ノット
定員:24人
船級:NK
船籍:マーシャル諸島