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三井造船、シリーズ11隻目の5.6万トン型貨物船が完成

2015年12月17日 (木)

荷主三井造船は17日、千葉事業所で建造していたパナマのプリマテシッピング社向け5万6000重量トン型ばら積み貨物船「フェデラルトコロ」を完成し、同事業所で引き渡した。

170隻を超える引き渡し実績のある同社の5万6000トン型ハンディマックス・バルクキャリアーの汎用性と信頼性を踏襲しながら、耐氷船階級ICに適合し、電子制御エンジンを搭載して船体形状を最適化した新船型「neo56BC」の11番船。

4基のクレーンを装備した5ホールド(貨物艙)の汎用バルクキャリアーで、全長を190メートル未満に抑え、国内外の港湾に配慮した汎用性を確保。石炭、鉄鉱石、小麦、大麦、大豆などのバラ積み貨物に対応するほか、長尺物やホットコイルなどの半製品輸送も可能となっている。

船首、船尾には新開発の省エネ船型を採用し、平水中の抵抗推進特性だけでなく、波浪中の耐航性や操縦性にも配慮した。