国内中国電力は5日、島根原発内で低レベル放射性固体廃棄物貯蔵所(D棟)の運用を開始した。
2012年9月から同原発の低レベル放射性固体廃棄物貯蔵所の増設工事を実施し、建設工事、国などによる必要な認可手続きが完了したことを受けて運用を始めた。
同原発には、これまで固体廃棄物貯蔵所が3棟(貯蔵容量200リットルドラム缶で3万5500本相当)あり、同設備で2万8356本相当の低レベル放射性固体廃棄物を保管している。
今回の工事は、今後の3号機の運転も見据えて貯蔵裕度を確保するために貯蔵所を新たに1棟追加設置したもので、1万本相当の貯蔵容量を追加で確保した。
発電所の運転などで発生した低レベル放射性固体廃棄物は、固体廃棄物貯蔵所で一時保管し、計画的に青森県にある日本原燃の低レベル放射性廃棄物埋設センターへ搬出・埋設することにしている。