ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

九州運輸局、酒気帯び続発受け運行管理徹底を要請

2015年6月11日 (木)

国内九州運輸局は10日、酒気帯び運転による事業用自動車の事故が立て続けに発生したとして、9日付で管内の運送事業者に対し、飲酒運転の防止に向けた運行管理の徹底を要請した。

運輸局が事業者宛てに作成した文書によると、酒気帯び運転による事業用自動車の事故が立て続けに発生したことについて「事業用自動車の運転者としての自覚の欠如はもとより、運行管理体制が不適切であったと言わざるを得ず、公共交通機関としての信頼を大きく失墜させるもの」と強く非難。

その上で、乗務員にとどまらず、全社員に対して「あらゆる機会」を捉えてアルコールが運転に及ぼす悪影響の教育を徹底し、飲酒運転が招く結果の重大さを再認識させること、特に飲酒習慣がある場合は「アルコール依存症」となっている場合も考えられるため、医療機関への受診を行うなど飲酒運転をさせない体制を構築すること――など、運転者への対策徹底を求めた。

運行管理体制については、点呼の実施に際し、運転者の顔色や呼気の臭い、応答の声を目視などで確認することに加え、アルコール検知器を確実に使用して運転者の酒気帯びの有無を確認、厳正な点呼によって飲酒運転の根絶を図ることを要請した。