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三菱商事、米で中古コンテナ船投資ファンドを組成

2015年6月11日 (木)

ロジスティクス三菱商事は11日、米国子会社で機関投資家向けにアセットマネジメント事業を展開するMCアセットマネジメントホールディングスが、コンテナ船に投資を行うファンド「MC-シーマックスシッピングオポチュニティーズファンド」の組成を完了した、と発表した。

三菱商事、米で中古コンテナ船投資ファンドを組成

(出所:三菱商事)

このファンドは、船舶ファイナンスのアドバイザリー会社「シーマックスパートナーズ」と共同で組成したもので、日米欧の機関投資家から3億ドル(369億円)の出資コミットを受け、募集を終了してファンド組成を完了した。MCアセットマネジメントホールディングスの出資コミット額は5000万ドル(61.5億円)。

三菱商事、米で中古コンテナ船投資ファンドを組成

(出所:三菱商事)

主に中古コンテナ船を購入・保有し、大手海運会社などに貸出すことで、安定的な用船料収入を得て投資家に利益還元する。すでに6隻、合計積載量4万5000TEUのコンテナ船を購入し、大手海運会社と用船契約を結んで運航している。

コンテナ船市場は、グローバルな経済回復に伴い船腹需要が増加し、船価・用船料が徐々に回復していることから、今後はファンドの資金を活用してさらに優良船の獲得を進めていく。