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ヤンマー、ベトナムにFRP漁船の製造会社を設立

2015年6月16日 (火)

荷主ヤンマーは15日、ベトナムでマグロ漁船漁業の省エネルギー化とマグロ鮮度管理を両立するプログラムの提案・活用事業を強化するため、新たな現地法人を設立したと発表した。

ベトナムの水産業は輸出額で世界5位の地位を占めており、9万隻を超える漁船が稼動しているものの、大半が中古エンジンを搭載した木造船となっていることから、漁獲物の品質保持、船舶推進効率、環境負荷などの改善が課題となっている。

ヤンマーでは昨年から漁業者の経営効率の向上、中でもマグロ漁船漁業の省エネルギー化と、マグロ鮮度管理などを両立するプログラムの提案、実証試験操業を現地で行っており、これらの取り組みをさらにスピード感をもって推進していくため、新会社を設立した。

新会社はビンディン省クイニョン市に拠点を構え、FRP(繊維強化プラスチック)漁船の製造を柱に事業を展開し、年20億円の売上規模を目指す。