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佐川GL、ベトナムで宅配便事業を開始

2012年2月1日 (水)
3月から本格展開を開始

3月から本格展開を開始

国際佐川グローバルロジスティクスは1日、ベトナムの現地子会社の佐川急便ベトナムが新たに宅配便事業を開始すると発表した。

 

佐川急便ベトナムは1997年からベトナム全土を縦断する貸し切り便を主としたトラック輸送サービスを展開しているが、今回、北部の首都ハノイ市、南部の商都ホーチミン市で宅配便事業を開始する。

 

日系物流企業がベトナムで宅配便事業を始めるのは初めて。これにより、ベトナムで貨物追跡情報や確実なリードタイムの提供など、日本と同水準の物流サービスを提供する。

 

ベトナムでの宅配便事業は、1日からトライアルを開始し、3月1日から正式にスタートする。2012年第2四半期にはダナンで、その後他都市で展開し、将来的にはベトナム全土を網羅する配送ネットワークの構築を目指す。

 

宅配便事業開始に向け、2011年10月からハノイとホーチミンにそれぞれ日本人スタッフが赴任しており、現地でセールスドライバーの教育を開始している。

 

佐川グローバルロジスティクスでは、既に中国(上海・広州)で宅配便事業を展開しており、これまでの実績や経験に加え、ベトナム特有の交通事情も充分考慮した安全運転、丁寧な荷扱い、時間厳守などを織り込んだ教育プログラムを策定し、日本並みの輸送品質を目標とする。