ECSGホールディングスグループのSGシステムは5日、中国で物流・通販システムの開発・販売を行う合弁会社「無錫飛速物流信息科技有限公司」を設立し、2日に営業を開始した。
中国でネット通販をはじめとした物流市場が大幅に拡大し、日中間の小口貨物の取扱量が急伸しているほか、物流に関連するIT需要が著しく高まっていることから、中国市場に進出する日系企業を対象に、物流に関するITソリューション、ITサービスを提供・展開する。
ネット通販向け物流システムの開発や出荷・在庫管理などのシステム構築、運用サービスを提供するとともに、提携パートナーが運営するデータセンターなどを利用し、こうしたソリューションを中国国内にクラウドサービス化して提供する。また、SGホールディングスグループの海外事業拡大に向けた戦略的なシステムを提供していく。
新会社はSGシステムと常州発創ソフトの合弁事業で、両社が折半出資して設立した。オフショア開発の受託と平行して、SCM・WMS・生産管理パッケージなど中国市場向け業務パッケージの開発・販売を手掛ける。