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JFE商事、インド・ムンバイに鋼材加工センター

2011年7月7日 (木)

拠点・施設JFE商事は6日、インド・ムンバイ近郊プネ市郊外のランジャンガオン工業団地に、同社全額出資のコイルセンター(鋼材加工センター)を設立すると発表した。コイルセンターは2012年7月に稼動を開始し、電磁鋼板などの薄板類の加工・販売を中心に、2014年には鋼材年間販売量2万トンを見込んでいる。

 

インドでは、12億人の人口を要する国内市場を背景に、内需主導型の経済成長を続けており、鋼材需要も年率13%強の伸びが見込まれている。特に、インド中西部では、変圧器・発電機製造メーカーが多く、エネルギー関連需要を中心に高級電磁鋼板の需要が見込めることから、同社は需要を確実に取り込むため、現地に加工センターを設立することにしたもの。

 

また、JFEスチールはJSW社と資本提携、自動車鋼材分野での技術協力を進めており、JFE商事として将来、JSW社の各種鋼材販売協力も視野に入れている。JFE商事は中国で5か所、シンガポール、台湾、タイ(2か所)、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、メキシコでコイルセンターを展開しており、今回のインドでの新設を合わせ、海外で15か所となる。