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住金物産、中国・上海のコイルセンターを増強

2012年2月24日 (金)

拠点・施設住金物産は23日、中国・上海地区の日系企業を中心とする鋼板需要に対応するため、ステンレス鋼板などを扱うコイルセンター「上海藝友金属制品有限公司」(藝友社)にスリッターライン、レベラーラインを増設すると発表した。既に工場棟建設に着手している。

 

藝友社では現在、フル稼働状態が続いており、今後の鋼板需要に対応するため、スリッターライン、レベラーラインの増設が必要と判断した。投資額は5億円で、11月に稼働を開始する。両設備が稼動すると、加工能力は月産4000トン増加し、ブランキングなどの二次加工を含め1万1000トンとなる。

 

藝友社は1995年、住金物産が85%を出資して中方と合弁で設立したステンレス鋼板、普通鋼薄板、アルミ薄板を中心としたコイルセンターで、スリッター3基、レベラー4基、ブランキングプレス1基などを持ち、調理器具、家電製品向けに月間7000トンの加工販売を行っている。