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三井物産、ロシアに合弁鋼材加工センター

2011年10月7日 (金)

荷主三井物産は7日、ロシアの独立系鉄鋼卸最大手「スチールインダストリアルカンパニー社」(SIC社)と、建材向けの鋼材加工センター設立の合弁契約書を締結、同日出資を完了したと発表した。

 

SIC社は、ロシア・CIS地域に約40の販売拠点を展開、ロシア全土をカバーする販売網を活用して年間100万トンの鋼材販売実績がある。

 

三井物産は9月、総合商社として初めてロシアで自動車向けの鋼材加工事業に参画を決定したことに続き、日本企業として初の建材に特化した鋼材加工センターを設立する。

 

2014年開催のソチ冬季五輪、18年開催のFIFAワールドカップに向けた建設特需が想定されており、新たに設立する鋼材加工センターは、エカテリンブルグを中心としたウラル地域周辺をターゲットに、これら建材需要ニーズに即した鋼材加工サービスを提供し、今後増大が予想される建設用鋼材の加工需要の取り込みを目指す。

 

三井物産は、これまで世界各地の鋼材加工センター運営で培った操業ノウハウを活かし、強力な販売網を持つSIC社と連携し、ロシア・CIS地域での建材向け鋼材加工・販売サービスネットワーク構築を目指す。