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輸送日数3日短縮

日通、カンボジア発日本向け複合一貫輸送を開始

2015年7月7日 (火)

サービス・商品日通、カンボジア発日本向け複合一貫輸送を開始日本通運は7日、カンボジア発日本向け複合混載輸送サービスの提供を9日から開始すると発表した。

同社が発売するのは、カンボジアから日本に向け、コンテナ1本に満たない貨物を運ぶ新商品「NEXSAO-カンボジアSAT」で、クロスボーダー陸路一貫輸送で積替時のダメージリスクを低減するとともに、輸送日数をこれまでの混載サービスと比べて3日短縮する。

運賃は航空混載便のおよそ15分の1で、プノンペンで木曜日に引き受け(CFSカット)、12日後の火曜日に東京で引き取ることができる。

これまで、同社のプノンペン-東京間の海上混載輸送はホーチミン経由とシンガポール経由があり、シンガポール経由の場合は同港でコンテナをいったん開け、すべての貨物を積み替える作業が必要だった。

同社はカンボジアとベトナム両国を同一車両で通行できる「ダブルライセンス」の取得企業である強みを活かし、積替作業なく陸・海一貫輸送で海上輸送より早く、航空輸送より割安なサービスを実現した。

プノンペン発日本向け複合一貫輸送は2014年4月からコンテナ1本単位でサービスを開始し、アパレル産業を中心に利用が広がっているが、同社は今回の混載サービスを開始することにより、小口輸送の物流ニーズにも対応。

今後は大阪向けに同じ複合一貫輸送サービスを提供する計画で、欧米など日本以外の仕向地へのサービス拡大も検討する。