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スズキ、二輪車事業を浜松市に集約

2011年7月11日 (月)

荷主スズキは11日、静岡県と浜松市が開発した「静岡県浜松市都田地区工業団地」の土地を購入し、二輪車、次世代環境車の開発、設計を行う「都田技術センター(仮称)」、二輪車のエンジンの組み立てを行う「都田工場(仮称)」を新設すると発表した。

 

国内の二輪車事業の拠点を再編し、オートバイの町、浜松市に開発から生産までの事業を集約する。

 

スズキが購入するのは、浜松市都田地区の工業団地の北ブロック約9万1000平方メートルと南ブロック約17万7000平方メートルで、浜松市が開発した北ブロックには「都田技術センター(仮称)」を建設する。

 

現在の二輪技術センター(静岡県磐田市)の二輪車開発、設計部門を移管するほか、本社(浜松市南区)のEV、ハイブリッド車など次世代環境車の開発部門も移管する予定で、2016年の稼動を目指す。

 

また、静岡県が開発した南ブロックには「都田工場(仮称)」を建設し、2017年から稼動する。同工場では二輪車のエンジン組み立てを計画しており、次世代環境車などの生産も検討する。

 

スズキは、3月に発生した東日本大震災の教訓を踏まえ、拠点が集中する東海地区で想定されている東海地震発生時のリスク分散化として、国内の二輪車事業の拠点を再編するとともに、開発から生産までを浜松市内に集約することで効率を向上させる。