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神戸製鋼、中国の汎用圧縮機拠点を増強

2011年7月12日 (火)

拠点・施設神戸製鋼所は12日、汎用圧縮機事業の中国拠点「神鋼圧縮機製造(上海)有限公司」で取り組んできた生産能力増強工事がこのほど完工し、本格操業を開始すると発表した。総投資額は4700万元(約6億円)で、汎用圧縮機事業を中国、東南アジアに展開する上で中心的役割を果たしていく。

 

同社グループでは、日米中の3か国に汎用圧縮機の製造拠点を保有しており、神鋼圧縮機製造(上海)は中国、東南アジアへの供給基地として2005年に稼動を開始。08年に現在の敷地へ移転するとともに生産能力を増強したが、旺盛な需要によってフル生産が続いていた。今回の能力増強により、年産能力は2200台から3500台となる。

 

同社では、スクリューロータなど主要部品を日本の播磨工場から輸入しているが、その他の現地組立部品の大半を中国内から調達しており、現地調達比率は最も高い機種では、全体の部品点数の90%近くに達している。また、開発部隊が地域のマーケットニーズや調達事情に適合した独自設計の製品を開発、製造しており、現地化が進んでいる。