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TIS、海運向けERPパッケージを刷新

2015年7月13日 (月)

サービス・商品ITホールディングス傘下のTIS(東京都新宿区)は13日、内航業務や外航業務船舶収支管理などの海運業務に特化したオリジナルERPパッケージを刷新し、新たに「Maritime Cube」(マリタイムキューブ)として提供を開始した。「チャーターベース」や「残油管理」などの新機能を追加した。

マリタイムキューブは、1984年に提供を開始し、これまでに40社へ導入してきたTIS開発のパッケージ「船舶運航管理支援システムV5」をベースに、海運業向けのシステム構築支援で培った業務ノウハウを活かしてリニューアルしたERPパッケージ。

海運業の基本業務に対応できる標準機能を備え、カスタマイズなしの導入でも高いレベルで業務に適応する。個別要件への対応ではカスタマイズ可能なテンプレートを複数用意し、要望に応じたシステム構築を短期間、低コストで提供する。

TIS、海運向けERPパッケージを刷新

▲MaritimeCubeの業務カバー範囲(出所:TIS)

リニューアルでは、船舶運航収支計算、原価計算方式で海運業の収益基準とされている「チャーターベース」による収益確認に対応。企業ごとの仕様に合わせてカスタマイズできる。

また、燃料管理で「最終単価法」「平均単価法」「先入先出法」から利用企業に適した燃料管理のほか、集荷から運賃請求、運航費用の支払まで、一貫したデータ管理を行うことができる機能を追加した。

TISでは、既存システムのリプレースや新たな業務システム導入を希望する国内の海運事業社向けに展開し、2018年4月までに50件の導入を目指す。

初期導入費用は250万円(税別)からで、運用費は月額2万5000円から。導入期間は最短で3か月となっている。

■詳細
http://www.tis.jp/service_solution/maritimecube/