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UPS、中国-欧州間鉄道輸送に混載オプションを追加

2015年7月14日 (火)

ロジスティクスUPSは14日、中国と欧州を結ぶ鉄道輸送サービスに混載輸送(LCL)オプションを追加したと発表した。新サービスはUPSプリファードマルチモーダル輸送サービス・ポートフォリオの一部に位置づけ、中国・鄭州からドイツ・ハンブルグまでのルートで利用できる。

UPS、中国-欧州間鉄道輸送に混載オプションを追加

(出所:UPS)

同社は昨年6月に中国-欧州間で鉄道によるコンテナ輸送(FCL)サービスを開始しており、航空、鉄道、海上、陸上の輸送手段を組み合わせたUPSプリファードのポートフォリオを拡充したこととなる。

中国とEUの貿易額は2014年に6000億ドルを超え、20年までに1兆ドルに達するとみられており、中国でUPSが鉄道輸送ポートフォリオを拡大するのは、同社がシルクロード経済圏でインフラ開発に関与していく可能性を示している。

中国-欧州間FCL鉄道輸送サービスを活用している顧客は、従来の航空フレート輸送に比べて最大65%のコスト削減が可能になる。輸送時間は従来のFCL海上輸送サービスに比べてほぼ40%の時間短縮を実現している。

FCL鉄道輸送サービスは、成都からポーランド・ウッチ、鄭州からドイツ・ハンブルグへの2本のルートで提供しており、この鉄道サービスと発地・仕向地のトラック輸送ネットワークを組み合わせて提供する。

週次で提供するドアツードア・サービスでは、UPS.com上の貨物追跡とGPS技術を通じて輸送の進捗状況の完全な可視化とリアルタイム更新を実現したUPSの貨物追跡技術のサポートが受けられる。セキュリティ対策や温度管理オプションも利用可能。