行政・団体川崎市は8月1日から、東日本大震災の被災地の活性化に向け、海上コンテナ輸送への新たな補助制度を開始する。京浜三港が連携して取り組む、被災地の復興支援や物流活性化に向けた補助制度の一環として実施するもの。
「震災復興に向けた海上コンテナ輸送補助制度」は、川崎港を基点として外航船と内航船のほか、川崎港と被災地各港を行き交うコンテナの「つなぎ」を支援する。
港湾機能が回復していない被災地各港に対し、川崎港を基点とした外内貿の接続航路を形成する海上輸送を支援するとともに、国際コンテナ戦略港湾政策の一環として、国内各港との内航航路の強化につなげる狙い。
対象事業は、川崎港を経由して、外内航接続した航路で被災地港湾とのコンテナの輸送に係る事業で、補助金額は被災地発着コンテナ1本(40フィートコンテナ)につき5000円。
例えば、被災地港湾発着コンテナ貨物の輸送について、川崎港にて外航船と内航船の接続を行う場合、川崎港で「輸出か輸入」と、「移出か移入」を行っているため、2本(1万円)となる。
補助対象者は、コンテナを被災地港湾まで輸送する決定権を持つ外航船社などとし、8月1日から11月30日まで申請を受け付ける。
■問い合わせ先
川崎市港湾局
港湾経営部経営企画課
TEL:044-200-3050