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ニチレイ低温物流 4-6月期、大都市圏で集荷注力し利益率向上

2015年7月30日 (木)

ロジスティクスニチレイが30日に発表した4-6月期連結決算のうち、低温物流セグメントは車両調達コストや電力料金上昇が継続する中、大都市圏に増強した設備を活用して集荷拡大に注力するとともに、コスト吸収策を進めたことで増収増益となった。同セグメントの売上高営業利益率は前年同期の4.1%から5.4%へと1.3ポイント上昇した。

国内では前の期に稼働した「咲洲物流センター」(大阪市住之江区)などの新設センターが寄与し、TC(通過型センター)事業も堅調に推移。前期から取り組んでいる輸配送業務の運送効率化などでコスト吸収効果が本格化し、東京圏を中心に保管貨物の在庫量が高水準で推移したことも好材料となった。

海外は欧州地域で運送需要の取込みが順調に推移し、小売店向け配送業務の取扱いも拡大したことで増収を確保したが、チキンなど輸入商材の入庫量減少が響き、前年並みとなった。

[ニチレイの低温物流]2016年4月期第1四半期決算(単位:百万円)

 2016年3月期第1四半期2015年3月期第1四半期増減 
売上高
44,59943,5722.4%
営業利益
2,3901,78933.6%