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ニチレイ、4-6月期の低温物流事業増収増益

2020年8月4日 (火)

財務・人事ニチレイが4日発表した4-6月期(2021年3月期第1四半期)連結決算によると、低温物流事業は物流ネットワーク事業や地域保管事業の売上げが好調に推移し、海外事業の為替換算影響を吸収して増収を確保。保管事業で在庫が高水準で推移したことで、営業利益も増益となった。

国内では、巣ごもり需要の高まりを背景に通過型センター(TC)事業の取り扱いが拡大。保管貨物の在庫量が高水準で推移した。海外は、欧州で果汁貨物の取り扱いが拡大、小売店向け配送業務などの運送需要を着実に取り込み、現地通貨ベースで増収増益となった。海外事業全体では為替換算影響もあり、減収増益。

通期は増収効果やコストコントロールの徹底、適正料金の収受を計画的に進める取り組みなどを織り込み、「今後も堅調に推移する」と想定。欧州では、新型コロナウイルスによるマイナス影響が第2四半期以降に顕在化する見込み、とした。

■低温物流事業の売上・営業利益([]:前年同期比、単位:百万円)
売上高営業利益
52,019[4.1%]3,247[20.6%]