メディカルNTTロジスコ(東京都千代田区)は22日、関西エリアの需要増に対応するため、「八尾物流センタ」新棟(大阪府八尾市)の改築に着手したと発表した。
同センタでは、NTTグループ以外の顧客向け通販、医療機器など「高付加価値サービス」を中心に提供しているが、既存棟の老朽化が進んでいるとともに、受注が好調で空きが少なくなったため、既存C棟以外の建物を解体し、新倉庫として新たに改築、首都圏に次ぐ大規模商圏である関西での重要な拠点として整備を進めることとしたもの。
新倉庫は、フロアあたり約3500平方メートル(約1060坪)の4層倉庫部分に、事務所を適所に配置した設計として、顧客ニーズに沿った区分割りで提供できる構造となっている。倉庫有効天井高さを6メートルに設定し、保管ラック配置を考慮したスパン割りにするなど、高効率な荷物保管が可能な構造とした。
空調設備は全フロア導入可能となっており、監視カメラ・入室セキュリティ機器も標準装備、セキュリティ対策も施し、顧客の多様なニーズに対応が可能。また、太陽光パネルを設置可能な設計としており、省エネ効果など環境負荷に配慮した施設施工計画に取り組む。
■施設計画の概要
所在地 | 大阪府八尾市神武町1-79 |
構造 | 鉄骨造地上8階建(倉庫フロア4階) |
延床面積 | 約1万4398平方メートル(約4360坪) |
着工予定 | 2011年11月 |
竣工予定 | 2012年6月 |