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高砂鉄工、赤字長期化、めっき事業から撤退

2011年7月25日 (月)

産業・一般高砂鉄工は22日、赤字が長期化しているめっき事業から撤退するとともに、エンボス製品を除くステンレス国内販売事業をNSステンレスに譲渡すると発表した。

 

同社のめっき事業は、顧客先での材質転換、競争激化に伴い、受注低迷が続き赤字が長期化。今後も大幅な回復は見込めないとして、9月いっぱいで撤退することを決めた。

 

早期に収益力を向上させるとともに、財務体質を強化するため、エンボス製品を除くステンレス国内販売事業を、新日鉄住金ステンレスのメーカー商社であるNSステンレスに7億1000万円で譲渡し、同社はNSステンレスからの受託を中心とする加工受託事業に特化する。

 

スキンパスによるエンボス商品やプレスプレート、高精度パイプ商品に注力・差別化を進め、マーケットの拡大と収益力の強化に努める。また、主力製品のみがき帯鋼製品で、原材料の主要調達先である新日本製鉄との品質・技術面などで連携を深め、商品力・競争力の向上を図る。